ビジョンについて
①なぜ、ベトナムだったのですか?
2021年設立当時において、すでに日本では将来ソフトウェアエンジニアが足りなくなることは明白でした。
そんな時に、ベトナムは若い人材が多く、国をあげてIT人材の育成に力を入れていることを知りました。
遠鉄グループでは、すでにたくさんのベトナム人技能実習生を受け入れており、ベトナムの皆さんの勤勉さは知っておりましたので、今度はITの分野でベトナム人の皆さんの力を借りたく、ベトナムでのオフショア開発事業に挑戦することになりました。
②ベトナム法人の役割とビジョンは何ですか?
遠鉄ベトナムは「日本の≪遠鉄グループ≫のデジタルを通じた成長を牽引する会社となる」ことをビジョンとしております。遠鉄グループ発展のために、デジタルにおける様々な開発を行い、グループ各社の業務効率化、顧客拡大に貢献することが我々の役割です。
③ベトナム市場のどんな点に可能性を感じますか?
人材の成長性です。平均年齢が若く、かつIT人材も豊富な現在、今後このような方々が世界のイノベーションに合わせて、さらなる成長を続けることに可能性を感じています。
立ち上げの挑戦
①会社の立ち上げで、最も大変だったことは何ですか?
初めての海外法人の設立ということで、日本人とベトナム人との文化の違いによる衝突、コミュニケーション齟齬による不安定な関係性、日越間ならびにベトナム人同士のコンフリクトなどへの対応が大変でした。
毎日の様に予測不能な出来事が起こり、とにかくひとつづつ対応するしかない状況が1~2年続きました。少しづつ経験を重ねることで状況も改善され、顧客である日本のグループ会社からも信頼されてきたと感じています。

②社長としての、現在の主な役割は何ですか?
日本への案件依頼、様々なコンフリクト対応、現地法人の経営管理が主な役割です。これ以外にも、イレギュラーなことが起こった時の対応はすべて社長の役割ですね。
文化について
①日本とベトナムで、働き方にどんな違いを感じますか?
働き方に対する意識について、それぞれの国の考え方にはそれぞれの利点があります。計画を重視するか、柔軟さを重視するか、など、どちらが正解という訳ではなく、案件ごとに協議し、着地点を見つけて進めていくことがとても重要だと感じています。
仕事を行ううえでは文化や考え方が異なっていても、どうしても遵守しなければならないこともあります。今もメンバーと向き合いながら改善を繰り返しています。
②ベトナムでは、どのような企業文化(社風)を築きたいですか?
理想論になってしまうかもしれませんが…日本企業の海外法人として、日本のユーザーが求める品質・スピードを確実に担保することは当たり前に、しかし楽しく仕事に向き合い、仕事とともに自分の成長を実感し、モチベーション高く取り組んだ結果、また品質やスピードが向上する。そんな好循環が生まれる社風を築きたいです。
③ベトナム人メンバーから学んだことや、刺激を受けたことはありますか?
たくさんありますが、特に家族に対する考え方ですね。日本人も最近は家族の用事などで仕事を休む人も増えたと思いますが、ベトナムでは何よりも家族最優先です。家族を何よりも大事にするベトナム人の考え方は、私自身も何のために働いているかを改めて考える良い機会になりました。

プライベートについて
①ベトナムでの生活で、楽しいことや嬉しいことは何ですか?
家族との時間です。ベトナムではその環境やリスクから、子供だけでの行動はどうしても限られるため、常に親が同行します。そのため、家族が一緒にいる時間は、日本よりも多いため、家族との距離感も自然と近くなり、色々な出来事を共に経験できることは何にも代えがたい時間だと感じています。
②お気に入りのベトナム料理や場所はできましたか?
ベトナム料理の中では「ブンチャ」がお気に入りです。オフィスに近くにいくつかブンチャの店があり、昼ごはんでローテーションしながら日常的に楽しんでいます。あと、食後のベトナムコーヒー(Đen Đá)も欠かせません。
将来について
①この会社の今後の目標を教えてください。
今後のビジョンもこれまでと変わりません。まだまだ道半ばです。少しづつでも、今以上に日本の皆様から信頼される会社となることを目指してまいります。
②これから参加する仲間へメッセージをお願いします。
遠鉄ベトナムは、日本の「遠鉄グループ」各事業を支えるグループのデジタル部門の役割の一部を担っています。鉄道を祖業とする事業会社が、海外に自社オフショア開発会社を設立するケースはまだまだ珍しいため、他社とは異なる経験を積むことができると思います。そんな会社で働いてみたい方はぜひご連絡ください!

③最後に、日本のメンバーへもメッセージをお願いします。
2021年の設立以来、これまでたくさんの案件を日本の皆様と共に開発してきました。日越間における様々な経験を通じて、より深い関係が築けてきていると感じています。これからも日本の皆様からより一層信頼されるべくメンバー一丸となり頑張ってまいります。引き続きよろしくお願いいたします!
